2015年9月27日 AM4:30 起床
白馬岳二日目は白馬岳頂上宿舎から杓子岳を縦走し、途中の分岐から白馬鑓温泉へ降りてさらに猿倉まで下山するというルート。一応コースタイム上は8時間越えのルートなので状況によっては白馬鑓温泉のテント場にもう一泊する事も考えていました。
朝ごはんを食べ、テントを急いで片付けてパッキング完了。まだ薄暗い5時半すぎに出発しました。
ガスで視界不良の中の行軍
今日はガスっていて視界が悪く数メートル先も見えないような状況。
杓子岳へ向かう登り道。山頂の方は全く見えず。展望も全くきかずテンションだだ下がりでした。
それでも時折雲が少しだけ晴れることも…。
AM6:27 杓子岳分岐
白馬岳頂上山荘のテント場を出発してから約50分で杓子岳への分岐に到達。ここは山頂への道と迂回する巻道に分かれています。この天気で山頂へ苦労して登ったとしても展望は見込めないと判断し、無用な体力消費を避ける為巻道を選択。先を急ぎます。
西側の斜面にも雪がまだ残っている箇所がたくさんありました。写真は不帰岳方面だと思います。
相変わらずガスっていて視界不良。
数メートル先が見えないレベルですが登山道はわかりやすいので迷う心配はありません。
杓子のコル付近。山頂からの道と再び合流するポイントです。
ガスの中どんどん進みます。視界が悪いのでただひたすら黙々と進みました。
AM8:10 鑓温泉分岐
コースタイムよりだいぶ早く鑓温泉への分岐に到達。天気が悪かったのが残念ですがこればかりは仕方ないですね。
ここから下に下っていきます。少しだけ雲の合間から地上が見えました。
ガレ場を注意して下っていきます。ストック忘れたのが悔やまれる…。
上から降ってきたところ。
この辺は高山植物が群生していました。花が咲いていました。
分岐から30分ほど下ってきたところです。草紅葉とグラデーションが綺麗ですね。
ガスっていますが、それもまた幻想的。
「この先滑りやすい」の標識。注意していかねば!
鑓温泉上部の鎖場です。濡れていてコケで滑りやすくなっているので慎重に。
しばらく行くと崩落した雪渓が見えてきました。ゴォゴォと雪渓の下を水が勢い良く流れています。
鑓温泉までもうちょいのはず…。
お、見えてきた!
まさに秘湯「白馬鑓温泉」到着
AM10:30
分岐から約2時間20分で鑓温泉へ到着しました。
ここから下って行くと猿倉です。
露天風呂です。こりゃ丸見えですな。
下には足湯もありました。
テントばはこちら。ガスってなければ眺め良さそうですね。
温泉からは多量のお湯が下へ流れていました。
さて、時間的にも行けそうなので一気に下山することにします。ここに留まっても天気悪いしね…。
途中また雪渓が少しあったり…
沢を渡ったり…
そしてついには雨がポツポツと降り出しました
霧雨になりました(涙
ここまでで鑓温泉から3時間ほど歩いています。
次第に樹林帯に変わり
猿倉の上部へ。この頃になると足がプルプル…ストックがないので足への負担が半端ない。
ようやく猿倉荘が見えてきました。
AM14:56 猿倉荘到着
テント場を出発してから約9時間かかりました。いや〜疲れた!よく歩いた!しかも降りてきたら天気良くなってきてるし…なんだよオイ。
車に乗って帰路につきます。まずは温泉ということで
白馬ハイランドホテル天神の湯へ。ここの温泉はなんと!露天風呂から白馬の山々を一望出来るんですね。本当に眺めの良い絶景の温泉です。是非リンク先で写真をご覧下さい
日帰り温泉は600円、16:30受付終了なので下山後に行く人は時間に注意してください。
風呂でさっぱりした後車で一路長野方面へ。お腹が空いてきたので何か郷土料理を食べたいな〜と思いながらふらりと寄った道の駅「おがわ」
味菜蕎麦御膳なるものを頼みました。そばと季節の天ぷら、それにミニネギトロ丼などがついています。味もなかなか美味しかったですよ!土産物もここで購入できたので一石二鳥でした。後で知ったのですが、おやきが有名みたいですね。次行った時はおやきも買ってみよう。
2日目まとめ
ストックを忘れたことで最後の方は足の疲労が半端なかったです。2日目の天気は残念でしたが紅葉や高山植物も観れたので心地よい疲労感で帰途につきました。白馬岳は北部の雪倉岳や白馬大池など魅力的な場所が多々あるので夏の花が咲き乱れる頃に行ってみたいですね。
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