[北アルプス]初めての表銀座縦走&テント泊 燕岳〜大天井 1日目

2015前半は仕事が忙しく7月までテントを担いで本格的な山行には行っていませんでしたが、8月に友人と一緒に常念岳へ登ろうと話をしていました。ところが、登る直前になって友人が腰を痛めてしまい常念岳への計画を断念することになってしまいました。計画が白紙になり、予定をが空いてしまったので一人で別の山に登ろうと急遽検討を始めました。迷った末、以前から行ってみたかった燕岳から表銀座ルートを縦走して大天井岳まで行く事にしました。

前日夜に車で長野に向かう

2015年8月7日 PM8:00 自宅を出発

夏山シーズンの週末は登山口の駐車場が満車になってしまうそうなので、深夜着を目指して前日の夜に出発しました。関越から上信越に乗り安曇野ICで降ります。自分のカーナビはちょっと古かったので安曇野ICではなく「豊科IC」と表記されていて、一瞬「えっ!?」と思いましたが2013年に「安曇野IC」に改名されたんですね。古いカーナビの方は要注意です。安曇野ICから一般道で中房温泉を目指します。安曇野ICから燕岳の登山口である「中房温泉」までは約1時間程です。安曇野の市街地を過ぎて次第に山道に入って行きます。真っ暗闇の細い山道を曲がりくねり、この道で本当に良いのだろうか?と若干の不安を抱きつつもカーナビを頼りに進んで行きました。道は狭く対向車が来たらすれ違えない場所も多いので往来の多い日中は気をつける必要がありそうです。

真夜中に燕岳の登山口に到着

2015年 8月8日 AM1:10 中房温泉到着

日付が変わって午前1時過ぎに中房温泉に到着しました。登山者用の駐車場は3箇所あるのですが、一番遠い第3駐車場も既に車でほぼ一杯でしたが、なんとか空きスペースを見つけて車を駐車できました。夏山シーズンの週末は中房温泉の登山者用駐車場がすぐに一杯になってしまうそうです。実際に駐車スペースが無くて道の脇に止めている車が何台もありました。

夜明けまで車中で仮眠をとります。しかし時折駐車場にヘッドライトをつけた車が入って来るためなかなか寝付けず…。うつらうつらとしながら時間が過ぎて行きました。

AM5:10 中房温泉第三駐車場出発

中房温泉駐車場

まだ暗い中、4時半に起きて準備を始めます。コンビニで買ったおにぎりを食べて腹ごしらえ。着替えをして靴を履き替えます。出発する頃には空が少し明るくなって来ました。第3駐車場から登山口までは少し(5分くらい)歩きます。

燕山荘に向けて登山開始!

AM5:30 中房温泉登山口出発

中房温泉登山口

登山口はこれから登ろうとする沢山の登山者で賑わっていました。トイレで用を済ませ登山届を記入して提出します。最初の休憩場所である第一ベンチを目指して出発です。登山道は良く整備されており危険な場所はあまりありません。

沢山の登山者

AM6:00 第一ベンチ到着

第一ベンチは中房温泉から約1キロの距離にあります。ここから左手に階段を降りると水場があります。行きも帰りもここで水を汲んでいきました。特に帰りは水が尽きかけていたので非常に助かりました。

第一ベンチ
第一ベンチ付近にある標識

第一ベンチをすぎると登りも次第に急峻になってきます。脇目もふらず樹林帯をどんどん歩き、出発から1時間ほどで第二ベンチに着きました。

第二ベンチで休む人々

合戦小屋で名物のスイカを喰らう

AM8:20 合戦小屋到着

合戦小屋付近になってくると時折木々の間から遠く表銀座の稜線が見える場所が出てきます。8時近くなると日もあがってきてだいぶ暑くなってきました。登りもキツく体力を消耗します。息を切らせながら登って行くと建物が見えました。合戦小屋です。

稜線が見えてくる
合戦小屋
合戦小屋のスイカ売り場

合戦小屋では名物のスイカが売っていました。一切れ800円と値段は少々お高めですが、冷たく冷えたスイカは食べる価値ありです(笑)

冷たく冷やされた大きなスイカ

合戦小屋を過ぎるといよいよ森林限界を抜けて木々も低木が多くなってきます。この日は天気が素晴らしいほどの快晴だったので、夏の強烈な直射日光が照りつけてきました。日焼け止めを塗って、帽子もかぶって紫外線対策は万全。…にしてきたのですが、それでもかなり日焼けしてしまいました。

表銀座の稜線もだいぶ近くなって来た
燕岳まで2.3kmの標識。遠くに槍がクッキリ

しばらく登って行くと開けたところに出て燕岳まで2.3kmの立て札があります。遠く山頂に燕山荘も小さく見えてきました。ですが、気温の上昇と照りつける日差しに加え急な登りが多く息を切らせながら登って行きました。去年の涸沢もそうでしたが見えてからが本当に遠く感じます(苦笑)

燕山荘が見えてきた
森林限界を越えると低木ばかりなので日差しが強烈。紫外線対策は万全に!

燕山荘からの眺めは最高

AM9:40 燕山荘到着

燕山荘の階段下にある中房温泉から5.5kmの標識。
燕山荘横のテント場。素晴らしい眺め。
燕山荘前

登り始めてから約4時間で燕山荘まで辿り着きました。既にテント場にはいくつものテントが貼ってあります…ですが今日はここに泊まるのではなく、さらに大天井荘まで行かねばなりません。

燕山荘前の広場。大パノラマを楽しめます。

燕山荘の前に荷物を降ろして休憩します。ここに荷物をデポして燕岳に行く人も多いようで燕山荘前にはいくつものザックが置いてありました。燕岳は帰りに行こうと思っていたので、今日は遠くからその勇姿を拝むだけにします。

テント場と燕岳
奥に見えるのが燕岳

快晴の表銀座を歩く

AM10:00 燕山荘出発

表銀座ルート〜槍を眺めながら

行動食を取り少し長めに休憩してから大天井に向けて出発しました。いよいよ「表銀座」を歩けると思うととてもワクワクしていました。この日は本当に素晴らしい天気で遠くの槍もクッキリと見えます。大天荘も見えました。「かなり遠いな〜」とは思いましたが、これから待ち受ける過酷な試練をこの時は予想していませんでした。

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槍を見ながら素晴らしい景色を堪能しながらの稜線歩きは「来てよかった〜!」と心から思いました。北アルプスの大自然を存分に堪能できること請け合いです。ウキウキしながら最初は歩いていたのですが、重いテント泊装備を背負い登ってきた疲労の蓄積が次第に無視できなくなってきました。強烈な日差しに汗が滴り落ち、息もあがります。

写真中央の山が大天井岳。かなり遠い…

大天井岳の頂上は表銀座を縦走しているときもよく見えます。大天荘の建物も見えます。…見えるのですがかなり遠い。歩いても歩いてもなかなか近付いてこないように感じられて…これはかなり精神的に堪えました。

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小林喜作のレリーフ

鎖場を越え、ハシゴを下り、小林喜作のレリーフも拝み…ようやく大天井の最後の登り坂下までやってきました。ですが…ここからが本当に地獄でした!!!

はしごと鎖場。注意が必要なのはここくらい

大天荘までの最後の登り坂はかなりキツイ

大天荘までの最後の登りに差し掛かりました。かなり勾配も急です。それまでの疲労の蓄積に足がなかなか前に出ません。数歩登っては止まり、数歩登っては止まり…を繰り返しながら少しずつ登って行きました。この最後の登りが「マジで辛い!!!」登ったことある人分かりますよね?(^_^;)

ここを上に登ると大天荘。かなりキツかった…

振り返ってみると1日で中房温泉から大天井まで来るのは結構しんどかったというのが正直なところ。まぁ、なんとか登れましたけど本当に最期の坂は勾配きついし、長いし、坂に差し掛かると頂上が見えなくなるので余計に、それまでの蓄積された疲労もあって本当に「心が折れそう」になりました。最後は気合と根性でなんとか登りましたが….この登り坂は二度と行きたくないと思いました(苦笑)

大天荘に到着

PM13:10 大天荘到着

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へとへとに疲れ果ててなんとか到着。大天荘でテント場の受付をします。大天荘のテン場はだいたい50張くらい。まだ時間も早かったので好きな場所を選ぶ事ができました。テントを張って中に入り横になります。約8時間歩き通しで疲れていたこともあり、いつの間にか寝てしまいました。

1時間半くらい寝ていたでしょうか、がやがやと周りが騒がしくなり目が覚めました。テントから出るといつの間にか周りにも多くのテントが設営されていました。

少し当たりを散策する事にしました。

大天荘前から。安曇野の街が見えました。
大天荘のトイレ。山小屋に泊まる人と共用。建物内からも入れるようです。
夕方になると雲がもくもく

夕方になり少し雲が出て来ました。大天荘で水を買って夕飯の準備をします。

本日の夕飯。サラスパは初持参。
サラスパ一袋全部茹でてしまって多すぎました…

サラスパは今回初投入。パスターソースをかけて食べます。短時間(1分)で出来るので山ご飯としては良いですね。ただ、一袋全部茹でてしまったので量が多すぎました(汗

夜星を撮ろうと思っていたのですが、夕方から出て来た雲が厚くなってしまい断念しました。明日は今日来た道を戻らなければなりません。早起きするためにアラームを4:30にセットし寝袋に入り就寝しました。

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